9月1日 曲が出揃ってからというもの僕は譜面 を書き、 須藤君は各曲をMIDIデータにしている。やはりクリックは使用する事にしたのでMIDIデータでテンポもバッチリ!って元曲が気分で演奏してるから曲中でテンポ変わる変わる。毎日MIDIデータがメールでガンガン送られてくる。アレンジ詰めて本チャンに備えるべし。AYAちゃんもシンガポールでレコーディングに備え始めてる樣だ。
9月4日 レコーディング・スタジオの候補である調布(布田)のスタジオに中村宗一郎さんというエンジニアを訪ねに行く。彼はここで『ゆらゆら帝国』(実はこれもMIDI)を録音している。そのサウンドは僕好みだが今回の感じとはどうやら違うらしい。そんな事より中村さんはJEFFが使用していたギター・シンセを所有してたぁ〜! あ〜なんだか人に会うのって楽しい。っていうかこのレコーディングに関わる登場人物は素晴らしく最高!
9月9日 その後、選択肢が増えに増えまくったが、今日一気に全てが決まった。結局MIDI(データじゃないよレコード会社)ではなくブリッジが原盤で決定。そしてスタジオはGOK SOUND。『ゲバゲバ宣言』を録音したスタジオだァ〜。奇遇がここまで重なれば笑うしかない! スタジオに電話したら、いきなり僕の事名前言い当てた。6年ぶりだというのに......しかも「今、HARCO聴いてる」って?たしかに後ろで流れてるの聴こえるし。.......で、基本的にDRUM録音でここを使用する。ここのドラムの音は定評ある。

須藤くん来宅。データに合わせて演奏したものをCD-Rに焼いて持参。 レコーディング開始は10/12から!あれ?後1ヶ月も先なの?また曲作るか!?
9月10日 SPOOZYSやナスカ・カーのライブで知ったんだけど、この日記、意外に読んでる人多い........なので次回からタイトルも付けよう。
9月11日
ボジ男とジェフ兵衛
キーボードのAYAちゃんの来日予定が決定した。今日アレンジ仕事が一段落したので久々にソロ・プロジェクト・モードに再度突入! 昨日買い変えた携帯(i-shot 251i)の待ち受け画面はジェフ.ベ〜ック! 今月ドラムにテリー・ボジオを迎えロンドンでライブを演るらしいジェフベ〜。

ボジ男とジェフ兵衛。やっぱ良いギターを弾くには良いドラマーが必要だ!でないとロックできないと ジェフ兵衛も仰ってた。
9月17日
練習
SPOOZYSでのスタジオ練習の前に松江潤グループ(笑)での練習を演った。今回は完全にレコーディングのみを想定して楽曲制作してるので曲中にギターが複数入ってる。その為、練習スタジオに入ったはいいもものどのパートを弾けば良いのか迷ってしまう。結果 ギターに関してはライブ・アレンジを.....とはいってもライブは今んとこ予定してないし、でも今回のリハは主にドラムの感触を探ってみるのが目的なのでそういった意味では非常に有意義な練習になった。
9月20日
肉体的
前記のように今回のレコーディングはギター・インスト・アルバムで一曲につきだいたい3、4本くらいのギター・トラックがダビングされる。しかも今回はぶっといアナログ・テープで録音して行くわけだが最初のベーシックを録音する時にその他のギターが鳴ってないと気分がでない、ということであらかじめ自分のCUBASE VSTに全てを仮で録音しておいて、そいつをアナログと動機させてながら演奏する。実際打ち込みの音楽などと比べると肉体的で、自宅のデスクトップにむかって演奏してる姿は健康的なのか?不健康なのか?
9月21日
FatBeat-ATSUSI
正式にアツシ君(松下敦)のレコーディング参加が決定。録音日も決定。彼の参加する曲は2曲、
しかもその曲でも須藤君はドラムを叩く。つまり、アツシ君の参加する曲はツインドラムなのだ! 当然「せーの」で演奏する!もち俺のギターも(あ、俺口調になってる)。アツシのドラムの音はでかい。先月のYUKIの時もステージが揺れ、立ってるマイクがグラグラ揺れてたし、船酔い感覚に見舞われたメンバーもいた。セットの立付けが悪いんじゃないか?と思ったが他のアーティストのLIVE時ステージは普通 (揺れてない)だった。そんなアツシ君と同じ部屋で同時にドラムを叩く(しきりなし)須藤君。彼もまた先日の『MSN』のライブでバスドラに乗っかってたブタの置き物(ゴム製、安定感良し)をおっことしまくった男。ちなみに『MSN』の次に『ON ボタンダウン』でドラムを叩いたSPOOZYSの太田君は逆にそのブタをピクリとも動かさずシャープでタイトなプレイを披露するという離れ技。まるでロウソクの炎を揺らす事なく安定したドラムを叩くかの様.......って君等サムライ?
9月22日
ドラム命
う〜んJEFFが申していたとうりで良いギタープレイには良いドラマーが必要で上記の面 々のおかげでワタクシメも納得ゆく演奏ができるのだ!ニンマリ。これはギタリストにとってとても重要な事で、今までに一緒に演った方々では小松っちゃん(小松正弘)、ゆうこちゃん(あらきゆうこ)、阿部耕作さん、江川玄太さん、中幸一郎さん、向山テツさん、ASA-chang等のドラマーがいつでも一緒に演りたいと思う人達なのだ。話はレコーディングからそれたがこれは『日記』だからいいのだ!にんまり。
9月25日
ブリッジへ
学芸大学駅から徒歩10分。伊藤さん(現在ブリッジ社長、元MIDI)と数年ぶりの再会。制作についての細かい話をする。要するにお金の話だがアルバムをプロデュースする者(僕)はこの辺の管理もできなきゃアカン!アメリカじゃあたりまえ(僕はアメリカ人じゃないけど)。日本はこうゆうところに間違った美意識あって逆にアーティストを不安にさせちゃってんだよ!Oi ! Oi ! 伊藤さんも金野さんもオープンで正直なのでとても良いと思う。学芸大学駅の商店街は賑やかで、そんな中ひっそりあった街のレコード屋は表に学童用のタンバリンやオカリナがショーケースに入って置いてあり、店内はなんとミュージック・カセットが幅をきかせてる(もち演歌多数)渋さが光ってる店だった。
9月30日
ピアノヒーロー
AYAちゃんとの細かいやりとりが続いてる(メールで)。相当用意周到で挑んで来る様子。それに答えるべく僕ら(ここでは僕と須藤君を指す)は機材を調達。というか須藤君を頼ってという形になってしまいましたが........